レディース・ドックLADIES DOCK
乳がん、子宮がんをはじめ
子宮筋腫、卵巣囊腫などを高い精度で発見
こんな人におすすめ
- 40歳代以上の女性
- 年齢にかかわらず、婦人科系疾患のリスクを指摘されたことのある方
- 家系に婦人科系疾患を患った人がいる方。病気の遺伝が気になる方
発見可能な疾病
乳がん、子宮がん、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がん、卵巣がん(卵巣のう腫)など複合的な検査で病の芽をつみとる
「レディース・ドック」は、乳腺や子宮、卵巣などの異常を調べる女性向けのドックです。
乳房検査では「マンモグラフィ」と「乳腺超音波」を併用することで、発見が難しい乳腺症や早期の乳がんも高い精度でチェックすることが可能です。子宮に対する検査では、超音波で子宮を観察し細胞を調べるほか「骨盤内MRI」検査を実施しています。これは、骨盤内を連続的に撮影する検査方法で、輪切り面・側面という2つの方向から断面図を得られるのが特徴です。子宮や卵巣に生じる病気を発見するために有効な検査方法だと言えます。さらに、低出生体重児や早産のリスクを高める要因の歯周病を調べる「オーラルチェック」もご用意。乳房・子宮という直接的な器官だけではなく、影響を与える要素をくまなくチェックできるのが当院の「レディース・ドック」の特徴です。
日本女性の検診率は世界最低レベル
日本の乳がん検診、子宮頸がん検診の受診率は国際的に低く、OECD(経済協力開発機構)加盟国30か国の中で最低レベルに位置しています。日本産科婦人科学会では、1年に1度の受診が推奨されているため、受診率は多少高まっているものの、欧米の70%近い受診率には遠く及ばないのが現状です。最も高い受診率を誇るアメリカでは、20歳には「婦人科のかかりつけ医」を持っているといわれています。そのため、乳がん発生率が高いにも関わらず、死亡率は減少を続けています。早期発見・早期治療は命を守る最大の方法です。1年に1度は検診を受け、命と健康を守りましょう。
検査の特徴
- 経膣超音波検査
指の太さほどの器具を膣内に入れて子宮や卵巣を観察します
- 子宮頸部細胞診
子宮の入口の細胞を採取し、顕微鏡で観察。痛みは少なく、数秒で終了します
- マンモグラフィ検査
当院では女性の放射線技師が検査を担当します
- 骨盤内MRI検査
磁気を用いて骨盤内を連続的に撮影。骨盤内のがんを調べる有効な検査です
- オーラルチェックの結果説明
検査の約1週間後に、オーラルチェックの結果を丁寧にご説明します
- 女性スタッフ
医師や看護師など、乳房や子宮の検査に関わるスタッフはすべて女性です
検査の種類
画像検査
- 骨盤内MRI検査
- マンモグラフィ
- 乳腺超音波
- 経膣超音波
検体検査
- 腫瘍マーカ5項目
- 子宮頸部細胞診
診察
- 婦人科問診
- 内診
- 乳腺科問診
- 視診
- 乳房触診
口腔内検査
- オーラルチェック
※オプションで乳房MRI検査も行っております。
※海外居住者の外国籍の方は、料金が異なりますのでお問い合わせください。
検査オプションランキング
検査の流れ
※受付から検査終了までのお時間は約3時間ほどです
よくある質問
- 婦人科検査の担当医師は女性ですか?
- はい。婦人科検査を担当する医師や看護師など、乳房や子宮の検査に関わるスタッフはすべて女性ですのでご安心ください。
- よく「若いときは乳腺エコー(乳腺超音波検査)だけで良い」、「40才過ぎたら乳腺エコーとマンモグラフィ、両方を受けた方が良い」という話を聞きます。
- 乳がんの発症年齢は現在若年化しています。両方の検査を受けていただくことで乳がんを見つける精度があがりますので、どちらの検査もお受け頂くことをお勧めします。
- 現在40代です。一度もしっかりとした検査を受けたことはありません。特に異常は感じないのですが、通常コースとライトコース、どちらを受けるべきですか?
- 年齢的に病気の発症リスクが高まってきますので、婦人科項目以外も充実している「通常コース(レディース・ドック)」を受診されることをお勧めします。
- 生理になってしまいましたが受診を延期すべきでしょうか?
- 婦人科項目が含まれているドックに関しては、「生理の影響を受ける検査のみ延期する」ことが可能です。もしくはすべての健診を後日に変更することもお勧めします。より高い精度で診断するために、生理後1~2週間後の受診を推奨します。
- 婦人科検査を受けられないケースは(理由が生理以外に)ありますか?
- 避妊リングが入っている場合、骨盤内MRIや経腟超音波(経腟エコー)、子宮頚部細胞診の検査が受けられない場合があります。また、豊胸手術をされた方は、マンモグラフィ検査は受けられませんが乳腺超音波(乳腺エコー)はお受けできます。