Tokyo International Clinic

循環器専門医(※)院長高橋
※日本循環器学会循環器専門医
CLINIC DIRECTOR TAKAHASHI

循環器専門医(※)として、救命医療で長く携わったからこそ、"命を守る" 検診を実践します。 ※日本循環器学会循環器専門医

東京国際クリニック医科 院長
循環器科

高橋通(たかはしとおる)

心臓・血管の専門家として、「命を救う」から「命を守る」へ

社会の高齢化が進むに連れて、ますます増加する心臓疾患。その専門医として、
長く救急医療に携わってきた院長高橋。現在は、「命を救う」から「命を守る」へシフト。
精度の高い人間ドックで、疾病を未然に防ぐことに注力しています。

身近な人の死から、医師の道へ

中学・高校時代、バスケットボール部に所属し、毎日熱心に練習をしていたある日。突然、恩師ががんで他界されました。身近な人が急に病気で亡くなるという事実は、思春期の私に大きな影響を与え、その悲しみから、私は医師を目指すことを決めました。

選択したのは、循環器科。さまざまある医療科目の中で、救命に大きく貢献できる分野を選択したということも、中学・高校時代の体験が引き金になっています。

心臓は、人間が生きている限り決して休むことのない臓器です。すなわち、心臓が止まるということは、命の終わりを意味するということ。そうした臓器を扱うことに、非常に大きな責任と使命を感じながら、私は医療の道を進みました。

救命救急という過酷な医療現場で技術を研鑽

専門は、狭心症と心筋梗塞。これらは一般に、「虚血性心疾患」と呼ばれており、虚血性心疾患による死亡者の85%は65歳以上※であるといわれていることから、社会の高齢化が進むにつれ、患者数も年々増加しています。

循環器疾患の救急医療において、もっとも大切なのは治療の迅速性と的確さです。年齢や体質、発症からの時間経過などを総合的に考慮しながら治療を行わなければなりません。一人の命を救うために、神経を繊細に尖らせて全力で立ち向かう。そうした過酷な医療現場で積み重ねた経験が、今、私の土台になっていると実感します。検査の前には心拍数のコントロールや病歴の確認などに細心の注意を払い、合併症の危険は最大限排除することを当然としているのも、救命救急で培った経験があるからこそです。

※gooヘルスケア「虚血性心疾患の症状や原因・診断・治療方法と関連Q&A」

救命救急から予防という先制医療へ―。命をあずかる循環器専門医(※)として ※日本循環器学会循環器専門医

長年、救命救急で生と死に立ち会ったことで、「予防」の重要性を痛感しました。救急で運ばれてから治療を行うのではなく、事前にリスクを予見し、手を打つことができないだろうか―。救急の大切さを熟知した経験を生かし、現在は検診を推進。命に関わる疾患の兆しを早めに摘み取り、発症を未然に防ぐことに注力しています。病気になってから命を助けるのではなく、病気にならないように最善の努力を尽くすことこそが、命を救う最初の大切な一歩なのです。

常日頃、医師という経験を通し、多くのことを患者さまから学んでいます。患者さまから命の尊さや生きるということについて、改めて知ることも少なくありません。患者さまへの敬意を忘れず、命の尊さや健康であることの価値を広く皆さまにお伝えしたい。それが、私自身の使命であると考えています。