心臓CT検査CARDIAC CT SCAN

心臓を取り巻いている動脈(冠動脈)は心臓の筋肉に酸素や栄養を運ぶ重要な役割を担っています。冠動脈の検査は、心臓カテーテル検査(手首や肘、足の付け根の動脈から細い管を入れる)が行われていますが、心臓CT検査では、カテーテルを使用せずに造影剤を注入し身体に放射線を照射して撮影した冠動脈の画像をコンピューター処理で立体的に描出します。
心臓カテーテル検査に比べ、検査時間も短く身体の負担が少なく検査できます。
呼吸によって心臓の位置が動くため、検査中に放射線技師のアナウンスに従い数度に渡って15秒程度、息を止めていただきます。
また、心臓CT検査では、冠動脈内部だけでなく、冠動脈の石灰化なども評価することができます。必要に応じて大動脈や肺も同時に観察することができるので、心筋症、大動脈瘤、大動脈解離、肺血栓塞栓症などの診断にも役立ちます。
腎機能が著しく低下している方、造影剤アレルギーがある方、妊娠中の方などは検査を受けることができません。
検査方法 | 放射線検査 |
---|---|
検査結果 | 約1週間(緊急性が高い場合は即日対応) |
料 金 | 55,000円(保険の扱いもあります) ※海外居住者の外国籍の方は、料金が異なりますのでお問い合わせください。 |
-
この検査で分かること
心疾患(狭心症、心筋梗塞、弁膜症など)
-
こんな方におすすめ
- ご家族に虚血性心疾患を発症した方がいる方
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、喫煙のある方
