MRCP検査(MR胆管膵管撮影)MRCP

MRCP(Magnetic Resonance Cholangiopancreatography)は、MRIを用いて膵管・胆管を描出する検査で、膵臓がんや胆のうがんなどの発見に有効です。ゆっくりとした胆汁の流れの動きを観察し、胆管の像を映し出します。膵臓がんや胆管がんの大部分は膵管、胆管に異常をきたすため、MRCPでこれらの異常をとらえることにより膵臓がんや胆管がんの早期発見に繋がります。またMRCPは、のう胞の描出にも優れた検査で、近年、膵臓ののう胞性腫瘍(のう胞腺腫やのう胞腺がん)も増加傾向で、これら疾患の診断にはMRCPが非常に優れています。いずれも超音波検査や、造影剤を使用しない単純CTでは盲点になりやすい疾患であり、MRCPを組み合わせることでより精度の高い、膵・胆道系のがんのスクリーニングになります。
MRCPと腫瘍マーカーなどを組み合わせて行うことで、発見率を高めることができます。
MRCP検査で、膵管や胆管に異常が見られた場合 | 造影剤を使用したダイナミックCTで精密検査を行います。 |
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検査方法 | 磁気共鳴画像診断法 |
検査結果 | 約1週間(緊急性が高い場合は即日対応) |
検査の所要時間 | 約30分 検査5時間前からお食事を控えていただきます。 |
料 金 | 38,500円 ※海外居住者の外国籍の方は、料金が異なりますのでお問い合わせください。 |
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この検査で分かること
膵管や胆管の異常をとらえて膵がん、胆管・胆のうがんの早期発見に繋がる
膵臓ののう胞性腫瘍の発見 -
こんな方におすすめ
- ご家族に膵臓がんや胆管がんの方がいる方
- 肥満、喫煙のある方
- のう胞があるといわれたことのある方
※肥満の方や腹水が溜まっている方は、鮮明な画像が得られないことがございます。
※ペースメーカーや体内に金属が入っている方は検査ができません。
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※この検査はオプションになります
