メディカルコラムMEDICAL COLUMN
ビタミンB群がコロナ疲れの解消に一役!夏野菜と合わせて疲れない体を作り、汗などで失われた水分をしっかり補いましょう!
夏バテといえば、暑さで体力を消耗し、体が重い、だるい、食欲がないなどの症状が起こります。暑い時期に多い食事傾向は、麺類のみやサラダなどの冷たい食事や、飲料が増えるなどがあります。そのような偏ったお食事は夏バテを悪化させてしまいます。さらにこの時期のご相談は、クーラーによる冷えや足がつる、便秘・下痢などの内容を多く受けます。
夏バテ予防のポイント
1食事の始めに「うま味」の効いた汁物または温かい飲み物を摂る
温かい汁物は胃腸を温め、消化・吸収を行う胃腸のウォーミングアップができます。汁物に含まれる「だし」=「うま味」は消化・吸収の働きを助け、食欲を増進させる効果もあります。具沢山の汁物なら、手軽に美味しく栄養素を摂取することができます。
2香辛料・香味野菜・酸味の活用
お料理にプラスすると夏バテ対策に効果的です。
- 香辛料・・・
腸の動きを促進して食欲UP。
- 香味野菜・・・
爽やかな香りと味わいで食欲不振でも食べやすい。
- 酸味・・・
唾液や胃液の分泌を促し、食欲UP&消化・吸収UP!整腸作用もあります。
3適度な運動
暑さを感じると体温が上昇しますが、汗をかくことで身体の熱をうばって体温を調節してくれます。またホメオスタシス(恒常性)の機能が働く助けとなります。体力維持としても運動習慣は大切です。
4良質な睡眠
暑さでよく眠れない日が続き睡眠不足になると、自律神経の働きが乱れ、交感神経が優位になりがちです。交感神経は身体を緊張状態にするため、さらなる不眠の原因にもなります。快眠は規則正しい生活習慣から生まれます。夜型の生活をしている人でも、起きる時間を一定にするなど生活リズムを決めることが重要です。
豚肉と茄子・しし唐の
キムチそうめん
【材料/2人分】
- そうめん(ゆで)
- 400g
- 豚肉(薄切もも肉)
- 160g
- 塩、コショウ、日本酒
- 少々
- 茄子
- 1本
- しし唐
- 6~7本
- 玉ねぎ
- 中1/2個
- サラダ油またはごま油
- 適宜
- 濃口醬油
- 小さじ1
- 顆粒中華だし
- 小さじ1/2
- 豆板醬
- 少々
- キムチ
- 30g(キムチは一緒に炒めてもOK)
- 糸唐辛子
- 少々
- いりごま
- 少々
(※辛味の苦手な方はトマト・パプリカなどで代用)
B:そうめんの汁- 市販のめんつゆ(2倍濃縮)
- 50ml
- 水
- 100ml
(お好みでおろし生姜やたっぷりのネギで♪)
★めんつゆは半分残すと食塩約1g減らせます。【作り方】
- 1茄子は半分に切り、3~5cm大に切る。しし唐はヘタを取り、包丁で切り目を入れておく(種がはじけるのを防止)。玉ねぎはくし切りにする。
- 2豚肉は食べやすい大きさに切り、塩・コショウ・日本酒で軽くまぶす。
- 3フライパンにサラダ油を引いて、①と②の具材をさっと炒め、Aの調味料を加え炒める。
- 4たっぷりのお湯でそうめんを茹で、冷水でしめる。
- 5Bを器で混ぜ合わせる。
- 6器に④と③をもりつけ、糸唐辛子・いりごま・キムチをトッピングして出来上がり。
【 1人当たり栄養価 】
520kcal /たんぱく質 27.7g/脂質 12.0g/炭水化物 70.2g/食塩相当量(めんつゆ含む) 4.4g
POINT
豚もも肉は、筋肉が多く、色が濃いことが特徴。ロースよりもも肉の方が、脂肪が少なく、ビタミンB1・B2が比較的多く含まれています。糖質を多く摂る人やよく体を動かす人は、エネルギーの産生が盛んなため、多くのビタミンB1が必要。ニンニクや玉ねぎなどと合わせると吸収率が高くなります。