東京散歩TOKYO WALK
東京周辺のさまざまな散歩ルートをご紹介する「東京散歩」。
陽光が日増しに暖かくなってきました。今回の東京散歩は東京の山の手、目白から坂を下って川沿いの桜を愛で、
神楽坂で蕎麦を楽しむルートをご案内します。隠れた見どころもたくさん。ひと汗かいてみましょう。

今回のお散歩データ
- ■総距離=約6.0km
- ■所要時間=2時間程度(花見を含む)
- ■参考歩数=約20,000歩
- ■高低差=全体にやや下り坂
- 1JR山手線 目白駅
- 2学習院大学
- 3雑司ヶ谷 鬼子母神(きしもじん)
- 4日本女子大学
- 5肥後細川庭園
- 6神田川桜並木(江戸川公園)
- 7印刷博物館
- 8soba dining「和み」



起源は江戸後期(1847年)の京都御所内「学習所」。元は皇族が通う私立大。ゆるキャラ「さくまサン」をマスコットキャラクターにしています。「校歌」ではなく「院歌」があります。目白にしかキャンパスはないのですが、「目白キャンパス」と呼んでいます。

昔、夜叉神の娘カリティモは多くの子供を産みましたが、その性質は暴虐で近隣の幼児をとって食べるので人々から恐れられました。お釈迦さまが彼女の末の子を隠したところ、カリティモは大いに嘆き悲しみました。カリティモはそれまでの過ちを悟り帰依して安産・子育ての神となることを誓い、やがて人々に尊崇されるようになりました。

1901年、成瀬仁蔵により創立された日本初の女子大。かつて「ジーンズを着て通学することの是非」を巡り全学ストライキに発展したことも。映画「理由なき反抗」でジーンズを履くジェームズディーンが、秩序への反逆をイメージしていた頃のお話。

幕末に熊本54万石細川侯の下屋敷になり、明治15年細川家の本邸に。昭和36年に東京都が買収し、新江戸川公園として開園しました。その後、文京区に移管されています。池泉回遊式庭園と呼ばれる都会のオアシス。

神田川沿いに広がる東西に細長い公園。川に沿ってソメイヨシノが続き花見時になると多くの人が訪れます。神田川もこの辺りでは江戸川と呼ばれていました。近くにある「江戸川橋」もその名残です。

2000年にできた印刷文化に関わる資料などを展示した博物館。印刷の誕生から現代までの歴史はもちろん、縦横0.75mmのマイクロブックなど目を見張るものが数多く展示されています。有料(一般:300円)。


今回のゴールは大人の街、神楽坂にある癒しのsoba dining「nagomi」。手打ち十割蕎麦や旬の食材を使った天ぷらなど、食通を唸らせる逸品ぞろい。食用のシルクを蕎麦に混ぜて打つ「シルク蕎麦」は、肝機能回復、コレステロールや血糖値の抑制などを謳っています。ぜひお試しを!