Tokyo International Clinic

メディカルコラムMEDICAL COLUMN

峯岸 祐之 東京国際クリニック / 形成外科  毛髪治療 美容外科
メディカルコラム vol.29
シミとしわについて
峯岸 祐之東京国際クリニック / 形成外科 毛髪治療 美容外科

千葉大学医学部卒、東京大学医学部附属病院形成外科、武蔵野日赤病院形成外科、神奈川クリニックを経て、東京マキシロフェイシャルクリニック勤務。
2015年7月から現職に。

日焼けと乾燥

シミとシワは、広い意味での加齢による変化ですから必ず皆さんに現れます。もちろんしっかり手入れをしている方と全然手入れをしていない方とでは、出始めるタイミングに差がありますが、誰しも必ず出てきます。理論的には絶対に日光に当たらない生活をしていれば、シミもシワも出にくくなりますが、そんな生活は送れません。ですから誰しも対策が必要になります。シミやシワは、最も見た目で年齢を感じさせる要素です。人によっては年齢が一気に加速したように感じられるケースもあります。気になる方はぜひ治療を受けてください。

肌の老化の最大の原因は紫外線です。紫外線自体が肌の細胞の状態を悪くします。もう一つの原因は乾燥です。ですから日焼けと乾燥を防げば肌は良い状態を保てます。紫外線は肌の細胞の遺伝情報を破壊し、肌の細胞の再生をできなくしてしまいます。最悪の場合はガン化することもありますが、日本人のような黄色人種はあまり気にすることはありません。一方、紫外線を浴びないデメリットはどうでしょうか? かつては人の身体に必要なビタミンDが日光を浴びることで作られると言われ、日光浴が推奨されていました。もちろん日焼けによりビタミンDは作られますが、最近はサプリメントなどもありますので、必要な栄養素を口から摂取することもでき、絶対に日焼けしなければならないというわけではありません。ですから、必要以上の日焼けは避けたほうがよいでしょう。もちろん余りにも気にしすぎて、日中外出しないというのは行き過ぎですが……。

日常の通勤通学などで外に出る際は、日焼け止めクリームを塗ってください。日焼け止めには、SPF値という効果の強さを表す数値がありますが、普段使いには20〜30程度のもので構いません。レジャーなどで船に乗ったり、海水浴をしたりする場合は、しっかりとした日焼け止め(SPF値50以上)を塗りましょう。特に服から露出しているところはしっかりケアをしてください。帽子や衣服は、物理的に遮光になりますが、顔や手足、耳の裏や首の後ろなどはしっかり塗りましょう。

日焼けは、紫外線が身体の奥に入ってこないように保護するためにメラニン色素を肌に作り出すことで発生します。ですから本来は悪い事ではありませんが、一番のシミの原因となります。若い頃は、新陳代謝により色が落ちやすいのですが、加齢とともに細胞のサイクルが遅くなるので、どうしてもシミとして残りやすくなってしまいます。定着してしまったシミは、レーザー治療で除去した方が良いでしょう。当クリニックのレーザー治療は、黒い色に反応する波長の光を肌の中に当て、中の色素を焼き飛ばします。単に強い光線を当てて焼くだけでは、肌の細胞自体もやけどしてしまいますが、当クリニックでは、中の色素だけを焼く新しいレーザー機械です。光線のパワーは高めですが、照射時間を短くして肌の中のメラニン色素だけを破壊します。小さなシミならば、レーザー照射自体は5分〜10分程度で治療ができます。顔全体であれば30分程度。お化粧を落とす必要がありますので、トータルで1時間程度の治療となります。レーザートーニングはシミの予防にもなります。くすみなども取れますので定期的に受けるのによい治療です。シミを取る間は1ヶ月に1回程度、肌がつるんとしてきたら、メンテナンスに半年〜1年に1回の施術で白い肌を保てます。

乾燥や年齢の変化で起こるシワに「ちりめんジワ」があります。細かい線状のちりめんのようなシワです。こういったシワは肌の乾燥を防ぐ治療や、新陳代謝を高める治療で軽くなる方もいらっしゃいます。光線で細胞を刺激し、肌のはりを出すことで改善します。表情ジワは、笑ったとき、しかめっ面をしたときなど、表情に合わせて出る眉間や目尻のシワです。こちらはボトックスなどで筋肉の動きを弱くすることで防げます。皮膚にヒアルロン酸などを注入して質感を変え、シワをよりづらくさせるのも治療方法です。
肌自体の乾燥には、基礎化粧品や保湿剤による日常的な保湿が大切です。

普段のケア

男性は、化粧をする習慣があまりありませんから、保湿どころか日焼け止めを塗ることすら抵抗がある人が多いと思います。仮に日焼け止めを塗っても朝出かけるときに一度塗ってそのままという人も多でしょう。しかし実際には汗で流れたり、タオルで拭いたりして日焼け止めも取れてしまいます。理想は2〜3時間に1回塗り足すのが良いでしょう。ふだんケアをしていない男性の方も、まず日焼け止めを塗る習慣をつけてください。女性の場合の化粧直しの感覚です。

また万一、ひどい日焼けをしてしまった場合は、すぐに冷やしてください。日焼けは火傷と一緒です。火傷は瞬間的に高熱を浴びて起こりますが、身体の中へは時間をかけてじっくりと伝わっていきます。それを阻止するためには、すぐに冷やすことです。たとえば熱湯を浴びた場合、最低でも15分以上は冷やします。日焼けにも同じことが言えるのです。

保湿についても日常のケアが大事です。スキンクリームのようなものを塗っていただくのがベストです。男性は脂っぽい方が多いので、あまり困らないケースもあります。ただし洗顔をすると一時的に脂が落ちてしまいます。洗顔後はローションやスキンミルクなどを塗ってみてください。女性ほど神経質にならなくても良いですが、明らかにカサカサ感や、つっぱり感が強い場合はクリームを塗ってみてください。特に冬場の乾燥が強い時期は要注意です。年齢によって次第に脂も抜けてきます。
肌のシミやシワでお悩みの方は、お肌に合った診療をご提案させていただきますので、ぜひご相談ください。

レーザー治療の様子
レーザー治療の様子
新・形成外科施術室
形成外科施術室
過去のメディカルコラム